top of page

手のひらに収まる小さな小さな古い箱




小さな小さな箱の紹介です。

まるい箱には港町ジェノヴァの宝石店、CODEVILLAとあります。

文字をかこむ装飾がイタリア語でいうとリバティ様式、

アールヌーヴォーの雰囲気。

かなりはやい1900年代前半のものと思われます。

すでにくすんでしまったローザ色のコットンが

入っています。


どんなものが入っていたのでしょうか。


もうひとつの赤い箱は深さのない平たい箱、というよりケース。

入れ物側の底の面にはStabilimento Stefano Johnsonとあります。


Johnsonという名字がイタリアらしくないですが

さて一体どのような会社なのでしょう。



1830年代にイギリス出身のジェームス・ジョンソンが

ミラノで事業をはじめ、ロゴには1836年と入っているので

会社としては1836年がはじまりのようです。

制服のボタンや室内装飾の装飾金具の製造がはじまりです。

イタリア統一運動により、軍事物の製造の需要が高まり

メダルや勲章をつくりはじめました。

その流れでつくったメダル、「奇跡のメダイ」が

1836年にナポリから広まったコレラの疫病よけとして

ヨーロッパにも広まり、会社は躍進。


その後工場を広げる大量生産に応じるよう、

Corso Porta Nuova に土地を購入。


↑こちらの住所が箱に書いてあります。



この住所は第二次世界大戦でミラノの街が連合軍に爆撃を受けたことで

1943年まで続きます。


ミラノの空襲と言えば、あのレオナルド・ダヴィンチの最後の晩餐のある

サンタ・マリア・ デリ・グラツィエ教会も壁画のある面は奇跡的に爆撃を

免れました。




・・・と後は2012年にAB-Teamというホールディングスの傘下に入り

事業を継続しています。



箱の文字からいろいろと調べていたら

パンデミックで事業が伸びたという、

今の日本で言うならアマビエグッズが当たってしまった

といった感じでしょうか。


小さな小さな箱たちはこちらです。

まるい箱はこちら

赤い箱はこちら




 

お部屋の片隅を楽しくするイタリアの古い物のお店capricciはこちら


Comments


bottom of page