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メンサ~食堂で使用されていた食器たち

いつのころからか、メンサらしき食堂が街から消えたような気がします。

イタリアでの話です。

さらに絞られてローマの話です。


自分が知るところの時代ですら、すでに先の代の人びとは

昔はここに安い食堂があったんだよ、と

過去の話として語るので20世紀の半ば過ぎまでは労働者が

気軽にお手頃に温かいものでおなかを満たすことができたようです。


個人的なローマの日常の思い出も、実のところずいぶんとさかのぼってしまうことに

時折気づくのですが、

ローマの歴史的地区にもお手軽食堂がありました。

メニュウこそ少ないものの、温かいものからデザートまで

ランチではお世話になりました。


行けばあったので、名前こそ記憶もしていません。


いまでこそ、食べたもの、見たもの、買った物を簡単に記録し

不特定の人に向かって発信する時代なので

覚えなくても誰かが記録してくれているかもしれない。


でもあいまいが好きなので、なんかあったな、くらいで

ぼやけた記憶も悪くないかなと思ったりもします。


前置きがすごい長くなりましたが、

メンサ、オステリアやトラットリアなどで登場する

業務用のごつくていかにも頑丈そうなお皿たち、

これに盛り付けられたものはなんだかおいしそう。

リストランテの美しい盛り付けのそれとは違った

おいしくておなかを気軽に満たしてくれるというのが

シンプルな皿に盛られた食事、とインプットされているからなのかもしれません。


そんな業務用皿、リチャードジノリのAristonシリーズを

自動車メーカーFIATも使っておりました。





その中でカフェオレボウルをオンラインに掲載しております。

貫禄は多少ある見た目ではありますが、

ブルーのFIATロゴがさわやかです。

時代によってロゴや、ロゴの大きさが変わってきます。

こちらは1960年代から1970年代のものになります。


愛車を作った方がこれで食べていたかも、と思うとちょっとわくわくします。


またメンサシリーズでは、こちらはイタリア空軍のさわやかなロゴが入った

デミタスカップ。

やはり業務用ということでスタッキングがしやすくなっていたり、

デザインしつつ、合理的な部分も配慮されるイタリアのデザインかな、

と思います。





オンラインではなかな状態が伝わりにくいとは思います。

お気軽に追加の詳細などお問い合わせください。

また鎌倉由比ガ浜の店舗ではお手にとって実際に見ていただけます。



 

capricci OFFICINA134

江ノ電由比ヶ浜駅より歩いて5分。

神奈川県鎌倉市由比ガ浜4-10-20

由比ガ浜SOHO'S No.3(2階)です。

駐車場1台 No.5 狭小です。

自転車、二輪車もご利用ください。








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