トレスパーデのコーヒーミルたち
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トレスパーデのコーヒーミルたち

イタリアの手挽きのコーヒーミルと言えばTre Spadeトレスパーデブランドです。

3つの剣を意味するブランドのロゴも3つの剣がトレードマークです。


ヴィンテージの時代のコーヒーミルで、トレスパーデといえば

りんご、ナシの愛称でおなじみのコーヒーミルがあります。

最近、出会うことが少なくなりました。

出会っても塗装しなおしているものや、

ロゴがなかったり、ひどいのはインチキロゴシールを貼ってあったり。


このミルたちにはまたぜひとも出会いたいものです。


今回紹介するトレスパーデのコーヒーミルは、

かなり古いもので、トレスパーデブランドとしてコーヒーミルがつくられてから

今日まで作られているロングセラーの初期のものから、

今ではつくられていない初期型のものです。


なにせロゴがその古さを伝えてくれています。




銅のプレートにエナメル彩色。

コバルトブルーの鮮やかさにうっとりです。

またチェレステ(スカイブルー)色もいいですね。


縁のブラウンとターコイズに近いチェレステ。

まさに差し色の関係でよいですね。


実用にはまったくおすすめできません。

ボディが木製で、ネジも年季がはいっているため

この度は分解清掃は行わず、届く範囲でのコーヒー豆の油分をとり

清掃いたしました。


こちらは、今回オンラインストアに掲載した中では比較的新しく、

といっても1940、50年代ですが。


メタルタイプのものは構造はシンプルですが、

内部に豆の挽きの粗さを調整するつまみがついています。

ハンドルに刻まれたロゴは大変古いもので、新しくても

1900年代初期になります。

メタル板を折ったり丸めたりでつまみをつくっているところもポイントで

ディテールが気になります。




ロングセラーのコーヒーミルは、ボディの木の組み方から

ハンドルのデザイン、引出のつまみなど変わっていません。

異なるのはロゴ。

今日のものは今のロゴが焼き印で押されていること。

古いものはシールなのですが、古いロゴとなっています。


どちらも実用にはおすすめできませんが、細部に稀少な古い時代のロゴが残ったものです。

インテリアやディスプレイにぜひ。


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